「
関屋記念・G3」(14日、新潟)
賞金加算を狙う
ダノンザキッドが主役だ。
安田記念6着以来となるが、中間は意欲的な調整が施され、1週前追い切りは、栗東坂路で4F51秒5-11秒9をマーク。気合乗りが抜群で、いきなり能力全開の仕上がりだ。20年
ホープフルS勝ち、昨年のマイルCS3着が示す通り、実績は最上位。復帰戦Vで秋の大舞台に弾みをつける。
1番人気に支持された
安田記念は、8着に終わった
イルーシヴパンサー。後方2番手からメンバー最速タイの上がりで勝ち馬に0秒2差まで迫り、力は見せたものの、休み明けでマイルの一線級相手では厳しかった。4連勝で
東京新聞杯を制した脚力は紛れもなく本物。真夏の越後路から再進撃を開始する。
サマーマイルシリーズ初戦の
米子Sを制した
ウインカーネリアン。課題のゲートをクリアして好位から楽々と抜け出し、後続を振り切った。長期休養明け初戦こそ6着に敗れたが、その後リステッド2連勝と完全に軌道に乗ってきた。現在、サマーマイルシリーズでポイントランキングでは2位。ここでVを決めれば、王者の座がグッと近づく。
条件戦を3連勝中の
ゴールデンシロップ。前走の秋色Sは上がり33秒2の決め手で差し切りV。強烈な勝ちっぷりだった。追うごとに良化を示しており、力を出せる状態だ。試金石の一戦に挑む。重賞で連続2着し、本格化の兆しを見せる
スカイグルーヴ。祖母は名牝
アドマイヤグルーヴという日本屈指の良血馬。重賞Vへ機は熟した。ヴィクトリアM11着の
ディヴィーナはG3なら見直せる。
提供:デイリースポーツ