8月13日に札幌競馬場で行われた
コスモス賞(2歳・OP・芝1800m)を制した
モリアーナ(牝2、美浦・
武藤善則厩舎)は、16日に北海道苫小牧市のノーザン
ファーム空港へと放牧。12月11日に阪神競馬場で行われる阪神JF(2歳・GI・芝1600m)に直行する。
管理する武藤師は「スピードの違いで早めに先頭に立っちゃったけど、最後は遊ぶ余裕も見せていた」と完勝ぶりに満足気なコメントを出した。
モリアーナは父
エピファネイア、
母ガルデルスリール、母の
父ダイワメジャーという血統。
ディープインパクトや
ブラックタイドの母として知られ、1995年にアラルポカル(現在の独G1・バイエルン大賞)を勝利している名牝
ウインドインハーヘアを輩出した
Burghclereの牝系に属する。
2022年6月5日に東京芝1600mで行われた2歳新馬戦でデビュー。好スタートから道中5番手で追走し、直線の半ばに差し掛かってから鞍上の
武藤雅騎手に追われると鋭く反応。鞭が一発入ると更にぐんぐんと力強く加速し続け、3馬身差の勝利と大物ぶりを見せつけた。前走の
コスモス賞でも先行策を取り4コーナーではハナに立つと、またも鞍上の合図にしっかりと反応し、キレのある末脚を繰り出して後続を2馬身離し勝利をおさめた。通算成績は2戦2勝。