2021年の
愛知杯(GIII)覇者
マジックキャッスル(牝5、美浦・
国枝栄厩舎)が8月21日付で競走馬登録を抹消された。今後は北海道千歳市の社台
ファームで繁殖馬となる予定。
JRAがホームページ上で発表した。
マジックキャッスルは
父ディープインパクト、
母ソーマジック、母の
父シンボリクリスエスという血統。母は2008年の
桜花賞(GI)3着馬で、半兄
ソーグリッタリングはリステッド競走を2勝、半弟
ソーヴァリアントは昨年のチャレンジC(GIII)を制している。
2019年7月に福島競馬場で行われた2歳新馬戦でデビューを迎え、初陣を白星で飾った。同年11月の
ファンタジーS(GIII)で2着、翌2020年2月のクイーンC(GIII)でも2着に好走し、牝馬三冠路線に参戦。同年10月の
秋華賞では、
デアリングタクトから1.1/4馬身差の2着に好走。3歳シーズンを終えた。
翌2021年1月の始動戦となった
愛知杯(GIII)ではフルゲート18頭の大外枠から発走となったが、道中11番手に控えて進出を開始。最終直線で鋭い末脚を繰り出して、2着馬
ランブリングアレーをクビ差競り落として重賞初制覇を飾った。その後、同年の
阪神牝馬S(GII)で2着となり、5月の
ヴィクトリアマイル(GI)では最内枠から中団に位置を取り、インコースから伸びて3着に好走。牝馬重賞路線で存在感を示した。通算成績は17戦2勝。