「キーンランドC・G3」(28日、札幌)
3歳馬の
ウインマーベルは初勝利を挙げるまでに6戦を要したものの、その後に
福島2歳S、橘Sを勝ち、前走の葵Sを1番人気で制して重賞初Vを決めた。ブリンカー着用後に連対を外したのは、直線でスムーズさを欠いた
ファルコンS(15着)のみ。深山師は「スピードがあって展開に左右されない。ここを楽にクリアできれば楽しみが広がります」と期待を込める。初の古馬相手でも十分に通用しそうだ。
青函Sを勝った
ヴァトレニは重賞初挑戦で初制覇を狙う。前走は初の1200メートル戦だったが、2番手から抜け出す正攻法の競馬でVと強い内容。ス
プリンターとしての将来は有望だ。札幌は3戦3勝とコース適性も高い。その青函Sで2着だった
ジュビリーヘッド。2走前の
函館スプリントSでも2着に好走しており、着実に力をつけている。遅咲きの
ロードカナロア産駒にとって、初タイトル奪取のチャンスだ。
21年の覇者
レイハリアは前走の
函館スプリントSで4着と見せ場をつくり、復調ムードをうかがわせた。得意の札幌でさらなる前進を狙う。20年の勝ち馬
エイティーンガールも、ここに向けて順調に調整されている。展開がはまった時の決め手は強烈なだけに、マークが必要な存在だ。
他にも
春雷Sを好内容で勝った
ヴェントヴォーチェ、連勝で
福島テレビオープンを制した
オパールシャルム、3歳馬で京王杯2歳S2着の実績がある
トウシンマカオ、距離短縮で一変した
ロードマックスなどに注目が集まる。
提供:デイリースポーツ