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【海外競馬】日本生まれのハーツクライ産駒がアイルランドで初勝利 近親にサクソンウォリアーがいる2歳牡馬

  • 2022年08月22日(月) 18時25分
 現地時間8月20日、アイルランド・カラ競馬場で行われた未勝利戦(2R、芝1400m)で、R.ムーア騎手が手綱を執るコンティニュアス(牡2、Continuous)がデビュー。レースでは序盤から積極的にハナを主張し、ゴール前ではさらに後続に差をつけ、初陣を白星で飾った。

 コンティニュアス父ハーツクライ母フラッフ、母の父Galileoという血統の日本産馬。数々の名馬を手がけた名伯楽A.オブライエン厩舎の管理馬。同馬の優勝により、ハーツクライ産駒はアイルランドで初勝利を挙げた。

 母フラッフは愛国産馬で、半姉ラックビーアレディトゥナイトは日本で繁殖生活を送っている。また全姉メイビーは2011年のモイグレアスタッドS(愛G1)を勝利しており、その仔には日本産馬として初めてイギリスのクラシック競走を制したG1・2勝馬サクソンウォリアーがいる。

 父ハーツクライは2005年の有馬記念(GI)で無敗の牡馬三冠馬ディープインパクトを下しGI初制覇。2006年にはドバイシーマクラシック(首G1)を圧勝するなどの競走成績を残した。引退後は種牡馬となり、数々のスターホースを送り出してきた。国内に限らず海外でも産駒が活躍しており、2014年産のYoshidaが2018年のターフクラシックS(米G1)と同年のウッドワードS(米G1)を制し、現地で種牡馬入りを果たしている。

 また、21日の小倉競馬場でアラジンバローズが勝利したことにより、産駒のJRA通算1380勝を達成。産駒勝利数歴代9位に浮上した。2020年をもって種牡馬を引退しており、2021年産の世代がラストクロップ。現在は社台SSで功労馬として余生を過ごしている。

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