8月25日(木)に
川崎競馬場で行われる
スパーキングサマーカップ(3歳上・SIII・ダ1600m)。2004年創設のレースで、2007年からは地方全国交流競走として実施。各地の有力馬が集うマイル重賞となっている。
5月に行われた
川崎マイラーズ、昨月行われたスパー
キングレディーCに続いて行われるマイル重賞。2020年の勝ち馬
グレンツェントは同年の
川崎マイラーズの覇者、昨年の勝ち馬
サルサディオーネはスパー
キングレディーCを制して続戦と、同じ川崎マイルの条件で活躍を見せた馬には注目したい。
発走は25日(木)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。
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ヴァケーション(牡5、岩手・
畠山信一厩舎)
デビューから昨年の当レースまでは川崎に所属。2歳時には船橋の
平和賞を制したほか、
全日本2歳優駿で
アイオライトや
テイエムサウスダンらを破って2歳王者に輝いている。今年の春、岩手競馬に移籍。転入初戦の赤松杯で2着と順調な滑り出しを見せ、続く
シアンモア記念で約1年半ぶりの勝利を挙げた。前走の
マーキュリーCでは単勝228倍の低評価を覆し3着に激走。岩手移籍で立て直したJpnIホースが古巣で凱旋勝利なるか。
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アランバローズ(牡4、船橋・
林正人厩舎)
2020年5月に
船橋競馬場で行われた新馬戦で勝利を飾り、年末の
全日本2歳優駿まで無傷の5連勝。重賞3勝の圧倒的パフォーマンスを見せ、NAR
グランプリ2歳最優秀牡馬に全会一致で選出された。翌年には南関牡馬クラシックに参戦。
羽田盃で2着に好走、続く
東京ダービーを制して、3歳でも南関東の世代頂点に輝いている世代屈指の実績馬。今回は昨年12月以来の復帰戦。休養を挟んで立て直し、強靭な逃げ脚武器に久々の重賞タイトル奪取目指す。
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スマイルウィ(牡5、船橋・
張田京厩舎)
古馬になってから本格化の兆しを見せ、今年に入ると素質が完全開花した。3月の
京成盃グランドマイラーズは、JpnI馬
カジノフォンテンなど14頭中10頭が重賞ウイナーという超強力メンバーが揃ったが、直線で力強く抜け出し重賞初制覇。続く
マイルグランプリでは初の右回りに加えて、他馬より重い58kgの斤量のハンデを跳ね除け2着に好走している。今回は走り慣れた左回りで巻き返しを期す。
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ファルコンビーク(牡5、川崎・
内田勝義厩舎)
3歳時は1200mの重賞にもチャレンジしたが、同年夏からはマイル路線へシフト。その後はコンスタントに勝利を重ねてA級入りを果たす。今年4月の
トライアルを5馬身差で圧勝すると、本番の
川崎マイラーズでも2番手追走から後続の追撃を振り切り重賞初制覇を飾った。マイル路線にシフトしてからは常に3番手以内でレースを運んでおり、安定した先行力は最大の武器。
川崎マイラーズと同じ舞台で重賞2勝目を狙う。
他にも昨年の
JBCレディスクラシックで3着に好走した
リネンファッション(牝5、浦和・
川村守男厩舎)、2020年の
かしわ記念覇者
ワイドファラオ(牡6、大井・
森下淳平厩舎)
トライアルを快勝した
ジョーパイロライト(牡6、浦和・
小久保智厩舎)などが出走予定。