「キーンランドC・G3」(28日、札幌)
20年V、21年2着とレース相性抜群の
エイティーンガールが24日、札幌芝コースで躍動した。余力十分にス
トライドを伸ばすと、ラスト1Fは11秒3と切れ味を発揮。22年も存在感を示す準備は整っている。
純白のメンコをかぶった快速娘が抜群の動きを披露した。
エイティーンガールは荻野琢(レースは
武豊)を背に札幌芝コースへ。テンの入りこそゆったりだったが、3角過ぎに
ギアチェンジすると、余力十分に
フィニッシュラインを駆け抜け、4F50秒2-34秒7-11秒3をマークした。荻野琢は「動きはすごく良かったですね。2週前にも乗りましたが状態は整っている。メンタル的にも競馬モードに入っていますね」と出来に胸を張った。
高松宮記念で8着に敗れた後は、兵庫県の淡路島へ放牧。帰厩後は函館&札幌で入念に調整されてきた。「前走は馬場が向かなかったですね。いい脚を使ったけど届かなかった」とG1戦を振り返った飯田祐師。最終追い切りを終えて、「先週にある程度やっているので、ケンカをしないように指示しました。相変わらず弾むような脚取りでいい動きでした」と目を細めた。
このレースは2年前がV、そして21年も頭差2着に好走。「相性がいいレースですね」と指揮官が自信をのぞかせるのも当然か。「6歳になりましたが、2歳の頃と比べたら落ち着きが出て扱いやすくなりました。ここまで長く活躍しているのも、無理をさせずにやってきたし、丈夫なのでしょう」と、厩舎の看板娘に厚い信頼を寄せる。この先に待つG1での戦いに向け、3度目の重賞制覇で弾みをつけたいところだ。
提供:デイリースポーツ