ヨーロッパ最多獲得賞金を記録したセントニコラスアビー(以下 アビー)は、先月に負った深刻な故障から奇跡的な回復を見せ、担当する獣医師の権威たちを満足させている。クールモアが金曜(8月9日)の午後、ツイートで明らかにした。
アビーは調教中に右前脚の繋ぎ部分と球節を骨折し、馬専門病院で手術を行った。術後には疝痛を発症し、再びメスが入る事態となった。先週には20本のボルトと2枚のプレートで骨折部分を固定した、衝撃的なX線写真が公表されている。それ以外にも、蹄葉炎などの生命を脅かす合併症を防ぐため、すねの下端には鉄製のピンが通され、血液が通らなくなった骨片を除去して代わりに骨盤から骨を移植していた。
■クールモアのツイート
アビーはフェザード馬専門病院で引き続き順調に回復しており、最近になってグラスファイバー製のギプスを交換した。外科医のトム・オブライエンとゲル・ケリーは現時点で望みうるかぎりの関節のダメージの回復や骨折部位の整復状況に満足している。また、今回の治療のコンサルティングを担当する、アメリカの外科医ディーン・リチャードソンとネイサン・スロヴィスも、ともに今週アビーの回復状況を再び診断し、その回復が満足のいくものであると評価した。
【補足】
手術から2週間ほどが経過し、相変わらずクールモアのツイートやHPでの発表を待つしかない状況ですが、新たな疝痛や蹄葉炎などの心配される症状は起きていないようで、まずはひと安心といったところでしょうか。このまま骨折部位が固まるまで順調にいってほしいものです。
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