前走の
英インターナショナルS(英G1)を圧勝した
バーイード(牡4、英・W.ハガス厩舎)について、10月2日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われる
凱旋門賞(3歳上牡牝・仏G1・芝2400m)へ参戦する可能性が浮上した。米競馬
メディア『Bloodhorse』などが報じている。
同馬を管理するW.ハガス調教師は「馬場が良ければ」という条件で出走の可能性を示唆している。ロンシャン競馬場の馬場が悪ければ英チャンピオンS(英G1)へ向かうとのこと。いずれにしても、次走の候補に上がっていた
愛チャンピオンS(愛G1)へは向かわない。
バーイードは父
Sea The Stars、
母Aghareed、母の
父Kingmamboという血統の英国産馬。全兄に今年のコロネーションC(英G1)を圧勝した
フクム(Hukum)がいる。
3歳時、2021年6月にデビューした同馬は、デビューから連勝街道を歩み、昨年10月のクイーンエリザベス2世S(英G1)で昨年の欧州最優秀古馬
パレスピアとの直接対決を制するなど活躍。今年の始動戦となった5月のロッキンジS(英G1)を完勝し、続くクイーンアンS(英G1)とサセックスS(英G1)も連勝。ロンジンワールドベストレースホースランキングで世界1位のランクを獲得した。
初の中距離戦出走となった前走では、前年の同レースを6馬身差で圧勝した
ミシュリフ(
Mishriff)が先に抜け出すなか、抜群の手応えで並びかけて差を開き、最後は6馬身半差をつけて圧勝を飾った。