8月も終わりに近づき、ついに今週で夏競馬も最後…。「新潟・小倉・札幌」の3場開催も終わりを迎えようとしています。
そんな今週は、土曜日にGIII・
札幌2歳S(札幌・芝1800m)、日曜日にGIII・小倉2歳S(小倉・芝1200m)、ハンデGIII・
新潟記念(新潟・芝2000m)が行われます。
毎週、重賞での激走馬をコンピュータ予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、今週は
新潟記念での狙い馬を探します。
月曜日現在の登録馬は18頭。古豪と新星が入り混じるハンデ戦で、混戦模様のメンバー構成となりそうです。
人気上位になりそうなのは、まず
ヒートオンビート(牡5・栗東・友道厩舎)でしょう。2走前にはGI
天皇賞・春で4着と健闘。まだ重賞タイトルは手にしていませんが、確実に馬券圏内に入ってくる安定感
バツグンの馬です。
安定感ということであれば、新星
イクスプロージョン(牡4・栗東・杉山晴厩舎)も負けていません。左回りコースを専門に近5走で3勝と上昇一途。ハンデがどうなるかは注目ですが、軽量ならば初重賞制覇も十分に考えられるでしょう。
さらには重賞常連で、昨年はここと同舞台のGIII
新潟大賞典を勝利している
サンレイポケット(牡7・栗東・高橋忠厩舎)も侮れません。
ほかにも3年前にこのレースを勝利している
ユーキャンスマイル(牡7・栗東・友道厩舎)、3歳からは前走GIII
ラジオNIKKEI賞1着の
フェーングロッテン(牡3・栗東・宮本厩舎)などが参戦予定。ほかにも一発ありそうな伏兵多数で、馬券的にも高配当が狙えるレースとなりそうです。
【あの馬には逆らえない?】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
月曜日時点でAIが選出してきた本命候補は、
ヒートオンビート(牡5・栗東・友道厩舎)でした。
冒頭に紹介したように、おそらく人気上位を争うだろう1頭です。
同馬は
父キングカメハメハ、母は
マルセリーナ(母
父ディープインパクト)という良血馬。母はGI
桜花賞馬。半兄にはGIII
京成杯1着の
ラストドラフトがいます。
これまでの成績は20戦4勝。馬券圏内率は75%で[4-8-3-5]という内容からは、堅実な走りが期待できます。
初勝利までには5戦を要しましたが、3歳時に芝の中距離を3勝。昨年明け4歳で中京での3勝クラスを勝利すると、その後は重賞路線の常連となり、GII
目黒記念(東京・芝2500m)2着、GIII
チャレンジC(阪神・芝2000m)2着と能力を開花させています。
今年になってからもGIII
中山金杯(中山・芝2000m)、GII
日経賞(中山・芝2500m)で3着と健闘。GI
天皇賞・春でも4着と好走すると、前走GIII
七夕賞(福島・芝2000m)でも2着と地力の高さを見せました。
勝ちきれない面はあるものの、ポテンシャルとしては疑いようのない1頭。今回も馬券圏内となる可能性は高そうで、ハンデ次第ではあるもののAIもこれには逆らえないといったところでしょう。
あとは、出走メンバー・鞍上・枠順・ハンデなどの確定後、コンピュータ予想がどう変化するのか…。週末の最終AI予想も、ぜひ楽しみにお待ちください!
(netkeiba編集部)