「
京成杯AH・G3」(11日、中山)
サマーマイルシリーズ2戦目の
中京記念を鮮やかに逃げ切った
ベレヌスが主役を張る。好スタートからハナを奪うと、前半は緩やかなペースを刻んでレースをリード。そして、後半5Fでは全て11秒台のラップを並べて後続を完封した。ここを勝てば逆転で夏のマイル王者に輝くだけに、力が入る一戦だ。
中京記念で3着に敗れた
ファルコニアが逆転の一番手。中団追走から4角2番手と攻めの姿勢で懸命に脚を伸ばしたが、あと一歩及ばなかった。それでも、マイラーズCに続く連続3着と力は示しており、いつ重賞を勝っても不思議ではない。1週前追いは栗東坂路で好気配。待望の重賞初Vへ機は熟した。
20年
共同通信杯以降、Vから遠ざかっている
ダーリントンホールだが、5歳になった今年は
洛陽S2着、
ダービー卿CT3着、そして前走の
エプソムCでも3着と完全復活間近。休み明けとなるが軽視は禁物だろう。
他では
関屋記念で12番人気2着と波乱を演出した
シュリや、中山コースで重賞V実績のある
ミスニューヨークも勝機をうかがう。
提供:デイリースポーツ