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セントウルS・G2」(11日、中京)
BC制覇の野望をかなえるためにも、まずは国内で実力を誇示する算段だ。
安田記念で待望のG1タイトルを獲得した
ソングラインが、秋の始動戦を迎える。
福島県のノーザン
ファーム天栄で夏を過ごし、8月18日に帰厩。林師は「牧場さんから心身ともに成長を促すような、ふっくらとした状態で送っていただけました。夏場も休まずトレーニングできたし、ひと回り成長したところをお見せしたい」と力を込める。
美浦Wでの1週前追い切りには、前走同様に津村(レースはルメール)が騎乗。僚馬に難なく先着を決めた。鞍上は「もともと攻め駆けするので見た目は良かったかもしれないけど、この馬にしては動きや息遣いといった部分に物足りない部分がありました」と感触を率直に述べつつ、「ただ、自分で体調を整えられる馬なので、このひと追いで良くなるのでは」と良化の余地を伝えた。
今回の結果次第でB
Cマイル・G1(11月5日・米キーンランド)への挑戦が正式に決まる。指揮官は「小回りのアメリカに行くことを考えると、馬をス
プリント寄りにしておかないといけませんから」と、
セントウルSへの参戦理由を説明。続けて「もともとスピードがある馬なので、このような形で(6F戦に)臨めるのはありがたい。楽しみですし、ここまでは予定通りに来ています」と期待に胸を躍らせる。結果だけでなく、内容も求められる壮行レース。最高の走りを見せ、胸を張って海を渡りたい。
提供:デイリースポーツ