「
凱旋門賞・仏G1」(10月2日、パリロンシャン)
天皇賞・春-
宝塚記念とG1を連勝中の
タイトルホルダーが、美浦Wで追い切りを行った。
宝塚記念以来の騎乗となった横山和を背に終始、楽な感じで軽快な動きを披露。併せたパートナーに2馬身先着と順調な仕上がりをアピールした。日本調教馬による悲願の初Vへ、万全の態勢が着実に整いつつある。
いよいよスイッチが入ってきた。美浦Wに向かう
タイトルホルダーの背には横山和も姿があった。6月の
宝塚記念以来のコンタクト。久々に現役最強古馬の背中の感触を確かめ、「
宝塚記念が終わってから初めて乗りましたが、気持ちと体の
バランスが取れていましたね。気持ちが先行するような感じはなかったです。順調に来ていますよ」とまたがった印象を伝える。
僚馬
ラストサムライ(4歳2勝クラス)を6Fで4馬身追走し、そこから徐々にペースアップ。4コーナーで内に潜り込み、直線では手応え優勢のままきっちり2馬身先着を決めた。タイムは6F82秒8-37秒6-11秒7。
追い切り内容について鞍上は「重苦しさや緩さがありそうな雰囲気があったので、きょうは最後に手綱を絞った時、どういう動きをしてくれるかを見たかった。まだ緩さは感じるけど、これで良くなると思います」と説明した。自分が感じた課題に対しての確認作業を行い、入念にチェックを済ませ、相棒の現状は把握できたようだ。
今後は14日に国内最終追い切りを行い、16日に成田国際空港から出国する予定。さらに鞍上は来週現地に渡り、本番が行われるパリロンシャン競馬場で騎乗するプランがある。世界の大舞台で強敵たちと戦う準備は着々と進められている。
提供:デイリースポーツ