3日に行われた
札幌2歳Sを
ドゥーラ(牝2歳)が制し、高橋康師は開業9年目にして待望のJRA重賞初制覇。厩舎所属の
永島まなみ騎手(19)は、その模様を小倉競馬場の検量室でモニター観戦していた。
ゴールの瞬間、鞍上の斎藤が高らかに
ガッツポーズ。「私1人だけ声を出して応援していたので、
バレット(騎手のサポートをする人)さんたちは“何が起こったんや?”って感じでしたね(笑)」。場所は違えど、リアルタイムで声援を送った自厩舎の馬が、初めて重賞タイトルを手にした。「まだ会ったことはないのですが、人懐っこい馬だと聞いているので会うのが楽しみです。あの子が勝つ姿を見て、私自身も励みになり、より一層頑張ろうと思いました」と、秋競馬の開幕を前に大きな刺激を受けた。
今週は10、11日ともに中京で騎乗。「初戦よりも集中して走っていました。前に行ける馬なので、開幕馬場で持ち味を生かせれば」と期待する10日2R
ワンダーミズキで好発進を決めたい。(デイリースポーツ・松浦孝司)
提供:デイリースポーツ