「
セントライト記念・G2」(19日、中山)
皐月賞5着、ダービー3着と実績最上位の
アスクビクターモア。秋に向けた始動戦だが、1週前追い切りは、美浦Wで6F83秒8-12秒0をマークした。田村師は「結構、馬場が悪かったけど、それを考えれば時計もいいしね。これで大体、仕上がったね」と納得の表情。クラシック上位組不在の前哨戦。主役の座は譲れない。
ダービー8着以来となる
オニャンコポン。1週前追い切りは美浦Wの3頭併せで、先行した僚馬2頭の内からアッと言う間に突き抜け、6F83秒0-11秒6のタイムで0秒9先着した。騎乗した菅原明は「もともと調教は動く馬だけど、休み明けでフレッシュ。いい動きでしたよ」と満足げ。重賞初Vを決めた中山で能力全開といく。
国東特別を7馬身差で圧勝した
ガイアフォース。1週前追い切りは、栗東坂路の併せ馬で4F52秒7-11秒8。0秒5先着して文句なしの仕上がりだ。杉山晴師は「前走は(開幕週の)特殊な馬場でしたけど強い勝ち方。スタミナもあるので、距離延長も心配していません」と手応え十分。夏の上がり馬が、春の勢力図を塗り替えるか。
月岡温泉特別を古馬相手に快勝した
ラーグルフ。1週前追い切りは、美浦Wで6F84秒4-11秒8を計時。休み明けを1度使って、さらに調子を上げている。春は
弥生賞11着、
皐月賞8着とひと息の結果だったが、昨年の
ホープフルS3着の実力馬。リベンジの秋へと挑む。
ラジオNIKKEI賞は6着に敗れた
ボーンディスウェイ。内が有利な開幕週で、外々を回る競馬では厳しかった。3走前の
弥生賞ディープ記念ではダービー上位組に続く3着に好走。反撃必至だ。
提供:デイリースポーツ