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【オールカマー展望】ビッグレースに向けた前哨戦、あの馬に期待したい

  • 2022年09月22日(木) 13時01分
 勝ち馬に天皇賞(秋)の優先出走権が与えられるが、1986年以降でここをステップにして天皇賞を勝ったのは18年のレイデオロだけであり、繋がりは薄い。それよりもエリザベス女王杯ジャパンC有馬記念を目指す馬たちの叩き台としての意味合いが強い一戦。

1.夏競馬からの臨戦は苦戦傾向

 新潟開催だった14年を除く過去9回で、勝ち馬はいずれも中12週以上の休み明けだった。2着馬に関しても13年のメイショウナルト、昨年のウインキートス以外は中10週以上だった。夏競馬から臨戦してくる馬は苦戦傾向。

2.4歳馬が特に強い

 新潟開催だった14年を除く過去9回で、4歳馬は[4-4-3-11]で複勝率50.0%と圧倒的なのに対し、5歳馬は[5-3-4-31]で複勝率27.9%、6歳馬は[0-2-1-24]で複勝率11.1%、7歳以上馬は[0-0-1-30]で複勝率3.2%。

3.比較的速い上がりが要求される

 路盤が改修された2015年以降に関して、オールカマー勝ち馬の上がり3ハロンタイムは33秒9〜35秒1の範囲で平均34秒3なのに対し、冬に同舞台で行われるAJCCは、不良馬場だった21年を除外したとしても、34秒2〜36秒1の範囲で平均35秒1。秋開催は野芝のみを使用した馬場で行われるため比較的速い上がりが要求されやすい。

 ソーヴァリアントは骨折による長期休養明けとなるが、調教で見せる力強さは以前と比べてそん色なく、いきなり力を出せる態勢にありそう。中山2200mというコースも過去3戦3連対と好相性であり、復帰初戦から勝ち負けを期待。

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