「
スプリンターズS・G1」(10月2日、中山)
前哨戦の
セントウルSを1分6秒2のレコードタイムで快勝した
メイケイエールが中心となる。池添は「走りにブレがなくなって成長を感じる。前走は馬体増だったけど、太めを感じなかったし、芯が入ったように思う」と前走のレースを振り返る。G1は未勝利だが、重賞6勝の実力馬が初の
ビッグタイトル制覇を狙う。
今年のサ
マースプリントシリーズでチャンピオンとなった
ナムラクレアも有力候補だ。1週前追い切りでは、栗東坂路で4F49秒7の好時計をマーク。騎乗した浜中は「柔らかみが出てきて、動きが滑らかになった」と状態の良さを伝えた。前走の
北九州記念は直線でスムーズさを欠いて3着に敗れただけに、巻き返しに燃えている。
21年NHKマイルCの覇者
シュネルマイスターは、勝てばス
プリントとマイルのダブルG1制覇となる。初の1200メートルが鍵となるものの、国内のG1では馬券圏内を外したことがない実力馬。ポテンシャルの高さであっさりクリアする可能性は十分にある。
今年の
高松宮記念を制した
ナランフレグは、春秋ス
プリントGI制覇が懸かる。同一年の春秋ダブル制覇を達成すれば、18年
ファインニードル以来4年ぶり6頭目となる。昨年は
ピクシーナイトが勝ち、14年ぶりに3歳馬がVをつかんだ。今年は
ナムラクレア以外にも、22年葵Sを制した
ウインマーベルと
CBC賞でJRAレコードを更新する1分5秒8を記録した
テイエムスパーダが参戦。2年連続で3歳馬が勝利を飾るか注目だ。
提供:デイリースポーツ