2番人気の支持を受けた
神戸新聞杯では8着に敗れた
プラダリア(栗東・
池添学厩舎)。次走は
菊花賞(10月23日・阪神芝3000m)への出走を予定しており、今朝13日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCW。
池添謙一騎手が跨って、
オンザダブルを追走。6F標識を通過するところで5馬身くらいの差があったが、3コーナー手前で3馬身差くらいまで詰めていく走り。前は15秒を切るラップだったのに、差を詰めた動きを見て、確実に前走よりも動けるなあというイメージ。
最後の直線に向いて、内から、と思った時にはもう頭ひとつ前に出ている。そこからは楽な手応えで相手を突き放すだけ。前走時の1週前追い切りとは雲泥の差で素晴らしい反応。時計は6F81.0~5F66.3~4F52.3~3F37.6~2F23.2~1F11.6秒。この時計なら相手のゴール前での脚色が鈍るのが当然で、この馬自身の動きが素晴らしかったことをあらためて感じさせてくれる。
前走は馬体重こそ、-2キロだったが状態はひと息だろうというのが個人的な感想。それがひと叩きしただけで、ここまで変わってくるのか、という動き。3000mの経験はなくても、阪神芝2400mで見せた圧勝ぶりを考えると、来週が本当に楽しみになる、そんな追い切りだった。
(取材・文:井内利彰)