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昨年の富士S2着サトノウィザードが登録抹消 ソングライン、ヴェロックス、レイパパレなどと鎬を削る

  • 2022年10月14日(金) 14時32分
 昨年8月の関越S(OP)でオープン勝ちをおさめ、同年の富士S(GII)では後の安田記念(GI)覇者ソングラインの2着に好走するなど存在感を示したサトノウィザード(牡6、美浦・宮田敬介厩舎)が10月10日付で競走馬登録を抹消した。

 サトノウィザードは父ロードカナロア母ブロードストリート、母の父アグネスタキオンという血統。母は2009年のローズS(GII)を制し同年の秋華賞(GI)で2着に好走するなど牝馬路線で活躍した。

 2018年10月に京都競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。初陣を勝利で飾ると、翌2019年1月の若駒S(L)では後に牡馬クラシック路線で好走するヴェロックスの2着に入線。翌2020年2月に2つ目の勝ち星を挙げ、同年8月の月岡温泉特別(2勝クラス)で3勝目を挙げた。

 同年10月の大原S(3勝クラス)では、後にキャリア無敗で大阪杯(GI)覇者となるレイパパレに続く2着となり、11月の立雲峡S(3勝クラス)では上がり3F32秒8の鋭い末脚を繰り出しオープン入りを決めた。昨年8月の関越Sを制し、望んだ富士S(GII)ではスタートで後手を踏み17番手での追走となったが、出走馬中最速の上がりで進出し、ソングラインにクビ差まで迫っての2着となった。

 その後は長期休養に入っていたが、脚部不安により復帰を断念。ターフに帰還することなく乗馬入りすることが決まった。通算成績は17戦5勝(うち2着5回)、生涯獲得賞金は1億3342万円。

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