16日、阪神競馬場で行われた
秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)を
スタニングローズ(牝3、栗東・
高野友和厩舎)が勝利。同馬にとってはこれがGI初勝利。鞍上の
坂井瑠星騎手にとっては待望の中央GI初勝利となった。
坂井瑠星騎手は1997年5月31日、東京都生まれ。父は騎手時代に大井競馬に所属し
地方競馬通算2000勝を挙げた
坂井英光調教師。2016年に栗東・
矢作芳人厩舎所属で騎手デビューを果たし、2017年には
オーストラリアへの長期遠征を敢行。その後は欧州や中東など、世界各国で騎乗経験を重ねている。
2019年の
フィリーズレビュー(GII)で騎乗馬
ノーワンとともに重賞初制覇を果たし、同年の
京都大賞典(GII)を
ドレッドノータスとのコンビで勝利、
中日新聞杯を
サトノガーネットとのコンビで制した。2020年、
ダノンファラオに騎乗し
ジャパンダートダービー(JpnI)を勝利、交流GI初制覇を果たした。今年3月にはドバイに遠征し、
バスラットレオンの鞍上を務めゴドルフィンマイル(首G2)を制している。
競馬学校の同期生には藤田菜七子騎手、
荻野極騎手、
木幡巧也騎手、
菊沢一樹騎手、
森裕太朗騎手がいる。今年10月2日に行われた
スプリンターズS(GI)を
ジャンダルムとのコンビで制した
荻野極騎手に続き、競馬学校32期生では2人目、GI開催連続での大金星となった。