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【菊花賞展望】クラシック最終戦、GI初出走馬にもチャンス十分

  • 2022年10月19日(水) 06時00分
 今年も阪神で行われるクラシック最終戦。過去20回の勝ち馬に関して、春のクラシックにも出走していた馬と、いずれにも出走していなかった馬との割合は五分五分であり、成長曲線が緩やかで春には間に合わなかった馬の素質がここで一気に花開くことも珍しくない。

1.後半の脚はあるか

 昨年の同レースはタイトルホルダーが逃げて圧勝したが、2・4・5着馬は3位以内の上がりを使った差し馬が台頭した。同舞台で行われる阪神大賞典でもそうだが、基本的には長く脚を使える差し馬の好走の方が多いコースといえる。

2.前走好走馬が中心

 過去10年の菊花賞で、前走4着以下からの巻き返しで戴冠を果たしたのは昨年のタイトルホルダーだけ。全体で見ても、前走4着以下は[1-1-2-75]で複勝率5.1%しかない。基本的には前走好走馬を中心視するのが良さそう。

3.乗り替わりは苦戦気味

 過去10回で、前走からの乗り替わりとなった馬は[1-4-2-52]で複勝率11.7%なのに対し、前走と同騎手だった馬は[9-6-8-98]で複勝率19.2%。騎手の技量や駆け引きも重要になる長丁場なので、継続騎乗の方が心強い。

 ボルドグフーシュは前走の神戸新聞杯で3着だったが、1・2着馬が勝負所でインを通っていたのに対し、当馬は大外を通って追い込んだ結果であり負けて強しだった。距離延長は問題なくこなせそうなタイプで、阪神替わりも問題ない。ここも好勝負を期待できるだろう。

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