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【菊花賞】ディープインパクト産駒は今年も侮れない!プラダリア、アスクビクターモア、ジャスティンパレスの3頭が好仕上がりアピール

スポーツ報知
  • 2022年10月20日(木) 12時24分
菊花賞追い切り(19日)

 牡馬クラシック最終戦の菊花賞(23日、阪神)では、05年覇者ディープインパクトの産駒が歴代最多タイの4勝を誇る。抽選組を除く今年の3頭はプラダリアアスクビクターモアジャスティンパレスと、いずれも重賞勝ちを誇る優勝候補。東西トレセンで最終追い切りを完了した3頭の仕上げを、栗東・吉村達、美浦・イシゴー(石行佑介)の両記者がジャッジする。出走馬と枠順は20日に決定する。

 イシゴー(以下、イ)「初出走した2011年から4勝2着3回。ディープインパクト産駒はやはり今年も軽視できなさそうですね」

 吉村(以下、吉)「そうやな。現時点で出走可能な産駒は3頭。その中でもダービー3着と実績では最上位ともいえるアスクビクターモアの気配は?」

 イ「美浦・Wコースでの単走は1、2週前と同じ。これまで同様バネを感じさせる弾むような走りで、ラスト1ハロンは11秒7と鋭い動きでした。全体時計こそここ2週より遅いですが、馬場状態や馬なりだったことを考えれば上々です」

 吉「きっちり仕上がっているようやな。陣営の感触は?」

 イ「田辺騎手、田村調教師ともにトーンは高かったです。特に田村師は『以前から長距離で花開くと思っていた。マークに打ち勝ってこそ強い馬になっていくと思う』と先々を見据えた言葉が聞かれただけに、やはり重い印は必要だと思います」

 吉「栗東ではプラダリアが一変気配。前走は池添学調教師が『攻め切れなかった』と口にしたように良化途上やった。前走の最終追い切りは栗東・CWコースやったけど、今回はいつも通りに坂路。余力残しで52秒6―12秒2をマークして素晴らしい推進力やった」

 イ「2週続けて主戦の池添騎手が騎乗しましたが、感触は?」

 吉「先週よりもさらに一段階上がった様子。『フットワークがめちゃくちゃ良かった。ダービーの時と遜色ない状態』と声が弾んでた。弟の学師も心肺機能の高さに自信たっぷりで『走る気が出ているし言うことない』と万全を強調してた」

 イ「前走は実力通りの走りでないことは明らかですしね。ダービー5着時の出来に上がっているとすれば激変がありそうですね。もう1頭のディープ産駒、ジャスティンパレスはどうでしたか?」

 吉「遅れはしたが、3頭併せの一番外を回ってしっかり負荷をかけられたことは体調がいい証し。杉山晴調教師も『いつもレース後に体がしぼむ馬が、今回は初めて膨らんだ状態で帰ってきた』と体質強化を強調してたしな」

 イ「半兄が3000メートル以上のG2で2度の連対実績があるアイアンバローズで、血統的な裏付けもありますね」

 吉「3頭とも状態面はバッチリのようやな。あとは予想もバッチリといきたいな」

スポーツ報知

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