26日、
船橋競馬場(晴 良)で行われた第68回
平和賞(ダート1600m)は、ホッカイドウ競馬から参戦した5番人気
プルタオルネが好位追走から直線抜け出して勝利した。勝ちタイムは1分46秒3、勝利騎手は
本橋孝太(船橋)。
勝ち馬から2馬身差の2着争いは写真判定となる接戦だったが1番人気
グロリオサが2着、ホッカイドウ競馬勢のワンツーフィニッシュとなった。
8番人気
ガンモヘラクレス(船橋)がハナ差の3着。2番人気
サベージ(大井)は8着、3番人気
ハーモニーロワ(船橋)は10着だった。
プルタオルネは父
リアルインパクト、
母サクラカンパネラ(母の
父サクラバクシンオー)、2歳牡馬。北海道・
小国博行厩舎の管理馬。通算成績5戦2勝、重賞初制覇。
プルタオルネは12月14日(水)に
川崎競馬場で行われる
全日本2歳優駿の優先出走権を獲得した。
レース後の関係者のコメント
1着
プルタオルネ(
本橋孝太騎手)
「中団ぐらいに行ければという話でしたが、思いのほかゲートを出てくれたのであの位置になりました。ハミを取ってみたりやめてみたりと、まだ子供っぽいところがありますから、これから先がもっともっと楽しみな馬です。遊んでいたぶん、最後は追えば追うだけ伸びる感じでした。
小国博行調教師とは、僕がデビューしたての頃に
矢野義幸厩舎の
ミスジョーカーで重賞を勝った時に、一緒に喜んでいただいた思い出があります。今日勝てて本当に嬉しいですし、思い出にもなりました」
2着
グロリオサ(
和田譲治騎手)
「門別で力があるというのは分かっていましたし、左回りでも操縦が利いて、賢い馬です。最後の伸びは少しジリジリとしていましたが、競馬のセンスがいい馬です」
3着
ガンモヘラクレス(
臼井健太郎騎手)
「残念でしたが、馬は一生懸命走って頑張ってくれました。1着、2着が門別の馬で、力関係が分からないところもありました。
距離は長いほうがいいと思います。1800mや2000mでもこなせるゆとりがあります。今日、一線級相手にやれたことは自信に繋がります」
4着
スーパーファルコン(
森泰斗騎手)
「ちょっと掛かりました。早めに仕掛けていきました。1000m、1200mと使っていて、今回1600mだったので、距離を一度でも経験しておけばと思いました。ただ、距離は目処が立ちました。最後に手前を替えていれば、なおよかったのですが」
(取材:大関隼)
ラジオNIKKEI