朝日杯FSへ向けての前哨戦だが、2歳戦で唯一の短距離GIIということで、ス
プリンターを目指していく若駒たちにとっての数少ない目標レースという意味合いもある。夏の短距離戦から参戦してくる馬、マイル路線から挑んでくる馬の力量比較が難しく、人気薄の台頭も少なくない。
1.間隔のあいている馬に注目
過去10回で、前走から中9週以上だった馬は[4-5-3-18]で複勝率40.0%、複勝回収率も127%と優秀な数字を残している。また、中4〜8週だった馬も[4-4-4-36]で複勝率25.0%。対して、中3週以内の臨戦は[2-1-3-50]で複勝率10.7%。
2.キャリア数の少ない馬
過去10回の連対馬20頭はすべてキャリア3戦以内だった。キャリア4戦以上の馬は[0-0-1-31]とほとんど好走できていない。
3.追っての味が求められる
過去10年中9年で、前半3ハロンより後半3ハロンの方が速い後傾ラップになっている。スローペースになりやすく、直線でのキレ味が重要となる点で、他場で行われる短距離戦とは異質な性格を持つ。
ここは人気でも
ロンドンプランに逆らえないか。前走の小倉2歳Sでの豪快な追い込みからして、広い東京コースに替わるのはプラスとなりそう。ここで距離延長をクリアしてGIへ向かいたいところだ。