東京の
アルテミスSが創設されたのをはじめ、同週の
京王杯2歳S、翌週の
デイリー杯2歳Sにメンバーが分散することもあって頭数は落ち着くことが多かったが、今年は17頭がエントリーしてきた。近年
ダノンファンタジー、
レシステンシアらGI馬をはじめ活躍馬が多く出ており、先を占う上で見逃せないレース。
1.距離短縮組の好走が多い
過去10回の
ファンタジーSで、距離延長組は[4-1-3-37]で複勝率17.8%、前走も1400mだった馬は[1-4-4-47]で複勝率16.1%なのに対し、距離短縮組は[5-5-3-15]で複勝率46.4%もある。
2.末脚を使えるか
阪神芝1400mは内回りコースだが、ゴール前に坂があるなどスピード一辺倒では攻略できない難しさがある。同レースに関しても、阪神開催の近2回で3着以内に入った6頭中、5頭は3位以内の上がりを使っていた。
3.馬格のない馬は苦戦傾向
過去10回で、馬体重が439kg以下だった馬は[2-2-1-42]で複勝率10.6%と苦戦傾向。対して、440〜459kgの馬は[2-5-3-24]で複勝率29.4%、460〜479kgの馬は[4-2-6-15]で複勝率44.4%。
レッドヒルシューズは阪神芝マイルで行われた新馬戦を勝利。出入りが激しい展開となり、直線では外に振られる不利がありながらも、しぶとさを見せて接戦を制した。勝ち時計自体は目立たなかったものの、立ち回りからはレースセンスの良さを垣間見せており、相手強化でも期待できると見た。