舞台となる東京芝2500mは直線の上り坂を2回通るコースのため、字面以上にスタミナが要求されやすい条件。春に同舞台で行われる
目黒記念と比べても時計が掛かりやすく、より長い距離に対応できるタイプが幅を利かせることが多いレースだ。
1.若い馬が中心
過去10年で、3歳馬は数が少ないが[2-0-2-0]。また、4歳馬は[5-4-4-24]で複勝率35.1%と優秀。対して、5歳馬は[1-5-4-40]で複勝率20.0%、6歳馬は[2-1-0-31]で複勝率8.8%、7歳以上の馬は[0-0-0-33]。
2.前走の距離に注目
過去10回で前走が2600mだった馬は[0-1-0-28]で複勝率3.4%しかない。前走札幌芝2600mを走っていた馬が参戦してくるケースが多いが、コース形態や芝状態が違うこともあってか好走例は多くない。
3.逃げ苦戦も先行できる馬が中心
過去10回で、4角1番手だった馬は[0-1-0-9]で複勝率10.0%と苦戦傾向にあるが、2~5番手だった馬は[7-2-4-35]で複勝率27.1%。上り坂スタートということで前半がゆったりしたペースになることも多く、好位で脚を溜めていける馬がその恩恵を受ける。
テーオーロイヤルは前走の
オールカマーで5着に敗れたが、いかにも休み明けといった具合で、一度使った上積みは十分。スタミナが要求されやすい条件も合っており、巻き返しは必至だろう。