現地時間21日、英・
アスコット競馬場で行われたゴールドC(4歳上、英G1・芝20f)は、M.キネーン騎手騎乗の圧倒的1番人気イェーツ
Yeats(牡6、愛・A.オブライエン厩舎)が、中団追走から最後の直線で抜け出し、3番人気ジョーディランド
Geordielandに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは4分20秒78(良)。さらに3.1/2馬身差の3着には9番人気
ルミラクル Le Miracleが入り、2番人気サージェントセシル
Sergeant Cecilは最下位14着に敗れた。
勝ったイェーツは、
父Sadler's Wells、
母Lyndonville(
その父Top Ville)という血統の愛国産馬。半兄に96年
NHKマイルC(GI)2着、98年
エプソムC(GIII)を制した
ツクバシンフォニー(
父デインヒル)がいる。03年9月のデビューから3連勝を挙げ、英ダービーの最有力候補と目されていたが、筋肉痛により同レースを回避。その後、約1年の休養を挟んだ初戦は2着に敗れたものの、続く05年コロネーションC(英G1)で
アルカセットに2.1/2馬身差をつけG1初勝利を挙げた。昨年はゴールドCを4馬身差で快勝して欧州最優秀ステイヤーを受賞。今年は準重賞を2連勝してここに臨んでいた。通算成績15戦9勝(重賞6勝)。