今週末に阪神競馬場で行われる
エリザベス女王杯に向け、10月29日にアイルランドから来日した今年の愛
オークス馬
マジカルラグーン。愛
オークス馬の出走は2011年の
スノーフェアリー以来のこと。レースでの勝算は? 日本の馬場に対する印象、そして気になるその後のローテーションについて、ローリン・ファルクナー担当厩務員、ザラ・
ネルソン調教助手を直撃した。
──ようこそ日本へ、大変長旅だったと聞きましたが、到着後の様子は?
「私が
マジカルラグーンの輸送に同行し、ザラとは日本で落ち合いました。
シャノン空港からフランクフルトで一泊して、大阪に着きました。輸送は問題なく、状態にも満足しています」
──8月の前走後、いつ頃
エリザベス女王杯出走が決まりましたか?
「大体2ヶ月前くらいに日本に行くことがはっきりと決まりました」
──
エリザベス女王杯後の予定は決まっていますか?
「もちろん結果とレース後の状態によりますが、東京(
ジャパンC)で走るかもしれません」
──
ガリレオ産駒は日本ではあまり活躍していません。彼女にとって日本の馬場や独特のペースはどうだとお考えですか?
「
マジカルラグーンは時計の出る馬場を好んでいて、良い成績を残しています。
アスコットやカラの良馬場で勝っているので、日本の馬場も問題ないと思っています」
──これまですべてのレースで騎乗し、厩舎の専属騎手でもある
シェーン・フォー
リー騎手との関係性について教えてください。
「とても良い関係です。
シェーン・フォー
リー騎手は冬の馴致時期から厩舎の1歳馬にたくさん騎乗します。2歳の3、4月には厩舎の馬を熟知した状態です。厩舎での調教はもちろん、カラ競馬場での追い切りにも騎乗します。デビューする前から馬をよく理解した上でレースに臨むのはとても役に立ちます。同じ騎手が乗り続けるので、馬との関係性が構築でき、レースで何が必要かわかっています」
──最後に日本で出走した愛
オークス馬は
スノーフェアリーで2011年に同レースを優勝しています。その再現となることを祈っております。
「そうなるといいと思っています! ありがとうございました」