3歳牝馬限定の地方交流重賞「第33回
ロジータ記念」が9日、
川崎競馬場で行われた。単勝1・2倍の圧倒的支持を集めた
スピーディキックが直線抜け出し優勝、重賞連勝した。同馬には「第68回
クイーン賞」(Jpn3、30日、船橋)と「第16回
東京シンデレラマイル」(S3、12月30日、大井)への優先出走権が与えられた。
直線だけで6馬身ぶっちぎり。圧倒的な強さを見せつけたが御神本は冷静に振り返った。「返し馬でスッと力が抜けたし一番の出来だと思った。スタートも良く、道中も楽に追走できた。直線で1頭になってフワッとしたのでステッキを入れたが力が違った」
道中は3番手を追走。3コーナーから
ティーズハクアが先に仕掛けるとタイミングを合わせるように促した。直線でそのティーズにあっさりと決着をつけると馬場の中央を伸び切った。「来年は大きいところを目指したい」と締めくくったのは御神本。藤原師は「次走は暮れの
東京シンデレラマイル。古馬にぶつけたいし、マイルの距離も試したい」と理由を話したが、全ては来年への布石。「結果次第で中央交流や
JRAのレースも視野に入れている」と続けて
ビッグタイトルに照準を合わせた。
▼2着
ティーズハクア(達城)スタートをしっかり出て理想通りの位置が取れた。力は出し切ったが相手が悪かった。
▼3着
コスモポポラリタ(和田)前のペースを見ながら徐々に追い上げた。いい脚を使ってくれたが、1頭抜けて強い馬がいた。
◆
スピーディキック 父
タイセイレジェンド 母デザートフラワー(母の
父サイレントディール) 牝3歳 浦和・
藤原智行厩舎 馬主・加藤鈴幸氏 生産者・北海道浦河町の熊谷武氏 戦績13戦8勝(南関東6戦5勝) 総獲得賞金1億4445万6000円。
スポニチ