13日に阪神競馬場で行われる
エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)について、枠順データから検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い阪神2200mにて施行されるため、2012年以降の当該コース(オープンクラス以上)をデータの集計対象とした。
過去10年、枠別では最多となる13度の馬券絡みが8枠。一方で最小となる6度の馬券絡みが3枠となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
【1枠】1-5-4-20/30 単勝回収率40% 複勝回収率168%
【2枠】3-3-3-21/30 単勝回収率130% 複勝回収率114%
【3枠】1-3-2-25/31 単勝回収率13% 複勝回収率93%
【4枠】3-3-3-24/33 単勝回収率30% 複勝回収率58%
【5枠】2-5-1-27/35 単勝回収率16% 複勝回収率50%
【6枠】1-1-6-30/38 単勝回収率9% 複勝回収率56%
【7枠】3-3-3-31/40 単勝回収率170% 複勝回収率86%
【8枠】10-1-2-28/41 単勝回収率324% 複勝回収率97%
8枠の好走率が目をひく。阪神2200mはスタートしてから1コーナーまでの距離が長く、外枠発走といえども不利にはならないコースであることが特徴的だ。実際、阪神で開催された過去2年は、いずれも8枠に入った馬が勝利をあげている。8枠の馬にとっては大きな追い風となるデータだろう。
回収率でみると、真ん中よりの枠は内枠や外枠と比べると数字が悪いことも興味深い。内と外からハナを主張する馬に挟まれやすいことも影響しているのか、出遅れると後方から腹を括るしかなさそうだ。前目につけたい馬にとっては少し競馬をしづらい枠となるかもしれない。