11月19日に東京競馬場で行われる
東スポ杯2歳S(2歳・GII・芝1800m)。2019年
コントレイル、2020年
ダノンザキッド、2021年
イクイノックスと3年連続で勝ち馬が後にGI馬となっており、まさに出世レースと言えるだろう。
未来のGI馬を目指して、今年は11頭がゲートイン。頭数こそ少ないが、多数の有力馬が出走しており、例年通り注目度の高い一戦となりそうだ。今回は出走馬11頭のうち、上位人気が予想される3頭のプロフィールを紹介する。
まず、1頭目は
ハーツコンチェルト(牡2、美浦・
武井亮厩舎)。
父ハーツクライ、
母ナスノシベリウス、母の
父Unbridled's Songという血統。前走の新馬戦では、道中後方からの追走となったが、3コーナーから前に進出すると直線では他馬を突き放し、衝撃の8馬身差勝利を飾った。新馬戦はまだまだ余力を残した競馬で、全力を出した時の走りが楽しみとなる一戦だった。
続いては
ダノンザタイガー(牡2、美浦・
国枝栄厩舎)。
父ハーツクライ、
母シーズアタイガー、母の
父Tale of the Catという血統。母は米G1勝ち馬で、その血統背景から同馬は2020年のセレクトセールにて2億9700万円(税込)で落札されている。初戦こそ2着に敗れたものの、仕切り直しの一戦で2馬身差の快勝。3億円ホースとして、ここで重賞タイトルを獲得したいところだ。
最後に紹介するのは
フェイト(牡2、栗東・
矢作芳人厩舎)。父
リアルスティール、
母サンタフェチーフ、母の父
Wiesenpfadという血統。8月のデビュー戦では、5番手追走から上がり最速の脚を使い、2着に5馬身差をつける圧勝劇。
リアルスティール産駒は先週、
デイリー杯2歳Sで重賞初制覇を果たしたばかりで、この勢いのまま2週連続勝利となるだろうか。