競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
今年は外国馬の参戦に熱い注目が集まっていた
ジャパンC。
アルピニスタという超大物の参戦こそ実現しませんでしたが、4頭が参戦予定。その4頭ともなかなかの実績馬というところで、久々に筆者の心も躍っています。毎年、海外馬の様子を見に行くのは個人的に楽しみにしているのですが、今年はワクワクが止まりません。
グランドグローリーは昨年も見ていますが。
オネスト、
シムカミルのフランス3歳牡馬2騎、そして
トルカータータッソの半弟となるドイツの
テュネスがどんなタイプの馬なのか、しっかりチェックして予想に生かしたいと思います。
さて先週の2歳戦は関東馬が一度も勝ったことのなかった我が社杯・
デイリー杯2歳Sで関東馬
オールパルフェ(牡、和田雄)が見事な逃げ切り勝ち。57回目にしてついに関東にデイリー杯の盃がやってくることになります。いつもよりもスタートは遅かったですが、二の脚で先頭に立つと危なげなく逃げ切り。前半にいつもより脚を使ったことを考えるとラストのラップタイムも上々だと思います。これで和田雄厩舎にとっても初の重賞制覇で、新種牡馬
リアルスティールにとっても産駒の重賞初勝利と初がいくつも生まれたレースとなりました。「母親の
クイーングラスが志半ばで引退することになり、その産駒で、しかも初子で重賞を勝ったことが本当にうれしい」と師。次走は馬の様子を見ながらだが、朝日杯FS(12月18日・阪神、芝1600m)を目指して調整を進められる。鞍上は引き続き大野。同レースには中山のアスター賞を勝って2歳G1のどれかを目指すと話していた
ドンデンガエシ(牡、尾関)も向かうとのこと。
東京では13日の芝1800mの新馬戦を勝った
ソールオリエンス(牡、手塚)。調教からスムーズな動きを見せていましたが、しっかりと初戦を勝利で飾りました。レース中に他馬と脚がぶつかってしまったとのことで、山元トレセンに放牧へ出されました。次走は未定。
12日の芝2000mの未勝利戦を勝った
ドゥレッツァ(牡、尾関)は馬格があるだけに、これからもっと良くなってきそうな馬ですね。今後の成長が楽しみ。次走は未定。
ダートの新馬-特別と連勝中の
トレド(牡、池上)は兵庫
ジュニアGP(24日・園田、ダート1400m)へ向かう。
27日の東京芝1800m新馬戦を予定している
オーソリティの半弟
オールマイデイズ(牡、木村、父
リアルスティール、
母ロザリンド)の鞍上はルメールと発表。
12月3日の
葉牡丹賞(中山、芝2000m)に出走する
ブラストウェーブ(牡、大竹)の鞍上はマーカンドとなるもよう。(馬三郎美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ