仏国を拠点としているクリストフ・スミヨン騎手が来年から仏国・愛国を拠点としている大馬主の1人カリム・アガ・カーン4世(以後アガ・カーン殿下)と2年間の仏国所有馬の主戦契約をしたことが明らかとなった。
スミヨン騎手とアガ・カーン殿下は2002年から2009年まで主戦契約を行い、凱旋門賞を2003年Dalakhani(ダラカニ)、2008年にはZarkava(ザルカバ)で制するなどの数多くの活躍馬を輩出してきたが、スミヨン騎手が調教師と確執を起こしたりすることもあり2009年で主戦契約を解除して、同殿下は翌2010年から当時ニアルコスファミリーと1年契約していたルメール騎手とニアルコスファミリーの騎乗を優先する条件で騎乗契約を行い、ニアルコスファミリーとの契約が終わった翌2011年からは正式にルメール騎手を主戦騎手として迎え現在に至っていた。
一方スミヨン騎手は、2011年から仏国ウェルデンシュタイン社と2年間の主戦契約を結び、ディープインパクト産駒のBeauty Parlour(ビューティーパーラー)で仏G1プール・デッセ・デ・プーリッシュ(仏1000ギニー)を制覇したのは記憶に新しいところで、昨年でウェルデンシュタイン社との契約も終わり今年はフリーで仏国名門のジャン=クロード・ルジェ厩舎を中心に騎乗を続けここまで仏国リーディングトップを維持しており、その手腕が評価されての再契約と思われる。
尚、アガ・カーン殿下は愛国でも生産を行い走らせているが、愛国での所有馬については今年は日本でも短期免許で騎乗していたマクドノー騎手を主戦騎手としていたが来年からは主戦騎手を置かず、これまでの主戦厩舎であるジョン・オックス厩舎とマイケル・ハルフォード厩舎に新たにダーモット・ウェルド厩舎が加わり、騎手については各厩舎に任せる意向を示している。
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