ダート競走の体系整備について
地方競馬主催者と
JRAが28日、都内で記者会見を行った。国際化に向けて28年から「Jpn」表記を段階的に取りやめ、33年を目標にダート
グレードを全て国際競走にする、と目標を掲げた。3歳ダート3冠創設をより具体化、また他路線のレース体系を大幅変更する。新競走体系は2歳馬競走が23年、3歳・古馬競走は24年からスタート。主な変更点は次の通り。
(1)3歳ダート3冠について
ジャパンダートダービーは
ジャパンダートクラシックと名称を変更し10月上旬に行う。また、前哨戦を整備し、
ブルーバードカップ(1月)、
雲取賞(2月)、
京浜盃(3月)がダート
グレードに昇格。
JRAの
ユニコーンSに
東京ダービーの優先出走権を与える。また、盛岡の
不来方賞(9月)をJpn2に昇格させ、
ジャパンダートクラシックの優先出走権を付与する。
(2)2、3歳短距離路線
兵庫チャンピオンシップ(4月)を1400メートルに変更し、3歳春の頂点レースとする。それに向けての
ステップとして2歳秋、3歳春に重賞級認定競走(
ネクストスター)を新設する。
(3)古馬路線の整備
さきたま杯(6月)をJpn1に昇格。中距離は11~1月にG1、Jpn1が集中していることから
川崎記念を4月に。牝馬は
エンプレス杯を春の頂点競走として5月に。1月の
TCK女王盃を
兵庫女王盃として園田に変更、4月に開催する。
変革へ、地方側から着実な一歩を踏み出し始めた。
スポニチ