12月11日(日)に阪神競馬場、芝1600mで行われる2歳牝馬のGI、
阪神ジュベナイルフィリーズ。すでに29頭の登録が発表されているが、その中の1頭に名を連ねているのが、
札幌2歳Sを勝った
ドゥーラ(栗東・
高橋康之厩舎)。今朝30日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了した直後のCWで、
斎藤新騎手が騎乗。先頭に新馬
プラチナリボン、これに2勝クラスの
サウンドウォリアーが続いて、それらを一番後ろから
ドゥーラが追いかける形。3コーナー手前では先頭との差が1秒半くらいはあって、4コーナーから最後の直線に向いても、その差はさほど縮まっていない。
よって、ラスト1F標識手前でも2馬身以上追いかける形。しかし、標識を過ぎたところで一気にスピードに乗ると、新馬を置き去りにして、2勝クラスとの併せ馬。ここも最後には競り落として、ゴールでは最先着だった。
時計は6F81.0〜5F66.0〜4F51.6〜3F37.0〜2F23.1〜1F11.3秒。先週のCWでの時計は終い重点だったが、やはり併せるとこれくらいは動けるポテンシャルの持ち主。札幌だったとはいえ、デビューから3戦すべてメンバー最速上がりをマークしている脚力を追い切りでもきっちり見せたという感じだった。
(取材・文:井内利彰)