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【阪神JF】モリアーナ 無傷の2歳女王だ “武藤ファミリー”の思い乗せて

デイリースポーツ
  • 2022年12月06日(火) 06時00分
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 「阪神JF・G1」(11日、阪神)

 名付け親は管理する武藤善則調教師(55)=美浦=の愛娘で、タレントの彩未(26)。そして主戦は息子の武藤雅騎手(24)=美浦・水野。“武藤ファミリー”の思いが詰まった期待の素質馬モリアーナが、無傷3連勝で2歳女王の座を狙う。

 “武藤ファミリー”の夢を乗せて、2戦2勝のモリアーナが2歳女王の冠を目指す。

 6月東京開幕週のデビュー戦を最速上がりで3馬身差V。続く札幌のコスモス賞は4角先頭の横綱相撲で2馬身差の完勝劇を決めた。武藤師は「2戦とも余裕のある勝ち方。新馬戦は格好良かったよなぁ。前走は取りこぼせない一戦だったし、指示はしていないが外枠だったこともあって正攻法の競馬。直線は頭を上げたりして、完全に遊んでいたね」と楽しそう。

 ただ、ここまでの道のりは決して順風満帆だったわけではない。当歳9月に下顎骨が腫れ、「下顎骨の線維性骨異形成」という診断が下った。生死をさまよった時期もあり、競走馬への道も閉ざされかけた。それが1歳7月ごろに治まり、患部が固まってからは順調そのもの。「すごい生命力だよね。今もその名残はあるけど、全く問題はない」と感慨深げに目を細める。

 オーナーには騎手時代からの大恩がある。調教師となってからは、所有馬の命名もほとんど任されており、モリアーナの名付け親は娘の彩未だ。そして、主戦は息子の雅。「ポテンシャルを秘めている馬。今回はビッグチャンス。あとはボクがしっかり手綱を握るだけ。結果を残して、みんなと喜びたい」と力を込めた。まさに“ファミリー”の思いの詰まった結晶が、仁川の大舞台で存在感を放つ。

 〈1週前診断〉武藤を背に美浦坂路で4F53秒9-12秒1(馬なり)。僚馬を目標にグイグイと加速。力感あふれるフットワークで、最後まで手応え良くしっかりと脚を伸ばした。体も引き締まっており、次週はサラッとやるだけで十分。

 ◆武藤彩未(むとう・あやみ)1996年4月29日、茨城県出身。幼少期よりモデルや、キッズグループ「可憐Girl’s」で活動。アイドルグループ「さくら学院」のリーダーを経て、ソロアイドルとしてデビュー。現在は4枚目のミニアルバムを出したところで、全国11カ所を回るリリースイベント中。夢は「父が育てた馬に弟が乗り、プレゼンターとして共演すること」。

提供:デイリースポーツ

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