芝とダートで重賞を5勝した
クリンチャー(牡8歳、栗東・
宮本博厩舎、
父ディープスカイ)が現役を引退することが12月9日、分かった。今後は馬事公苑で乗馬になる予定。12月8日の
名古屋グランプリ・交流G2(5着)がラストランとなった。
同馬は2017年1月にデビュー。3歳時は3冠すべてに出走し、翌2018年の
京都記念で重賞初勝利。同年秋には
凱旋門賞に挑戦(17着)した。2020年にダートに主戦場を移してからは、同年の
みやこS・G3など中央、地方合わせて4つのタイトルを積み上げた。当初は
東京大賞典・G1(12月29日、大井)へ向かうプランだったが、宮本調教師は「年齢的な衰えがみられますし、オーナーと相談して、ここで引退させることに決まりました」と説明した。
通算成績は36戦7勝(うち地方7戦3勝)。主な勝ち鞍は2018年
京都記念・G2、2020年
みやこS、2021年
佐賀記念、
名古屋大賞典、2022年
名古屋大賞典(以上G3)。
スポーツ報知