12月25日、中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。2019年の
京成杯(GIII)覇者
ラストドラフト(牡6、美浦・
戸田博文厩舎)が大舞台で復活を期す。
ラストドラフトは父
ノヴェリスト、
母マルセリーナ、母の
父ディープインパクト。母は2011年の
桜花賞馬で、叔父に重賞3勝を挙げた
グランデッツァ、半弟には昨年の
目黒記念(GII)で2着など中長距離重賞路線で存在感を示す
ヒートオンビートがいる血統。
2018年11月に東京競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。初陣を白星で飾ると、翌2019年1月の
京成杯を早め抜け出しで完勝。2連勝で重賞ウィナーとなった。同年の牡馬クラシック競走・
皐月賞(GI)にも出走し、12月の
中日新聞杯(GIII)で2着に好走、3歳シーズンを終えた。
その後、2020年の
AJCC(GII)で3着、
アルゼンチン共和国杯(GII)で2着、昨年の
AJCCで再び3着と、中距離重賞で好走。昨年の
天皇賞(秋)では8着で入線しており、今回が3度目のGI挑戦となる。近親に活躍馬多数の良血馬だが、
母マルセリーナ、叔父
グランデッツァはいずれも
有馬記念の出走経験がない。暮れの
グランプリで復活劇を見せるか、要注目である。