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【川崎・全日本2歳優駿注目馬】JRA、地方ともに強豪集結 ダート2歳王者に輝くのは

  • 2022年12月14日(水) 11時35分
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 12月14日(水)に川崎競馬場で行われる全日本2歳優駿(2歳・JpnI・ダ1600m)。1950年に創設された川崎競馬では最も古い重賞で、ダート2歳王者を決める一戦。2017年からはケンタッキーダービーの出走馬選定シリーズ『JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY』の指定競走となっており、2018年からは国際競走に変更。外国馬にも門戸が開かれている。

 過去20年でJRA所属馬が15勝、地方所属馬が5勝だが、2019年・2020年と地方馬が連覇。昨年も3着に大井のプライルードが入線するなど、近年は地方馬の活躍も目立つ。果たして今年はJRAと地方のどちらに軍配が挙がるか。発走予定日時は14日(水)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。

オマツリオトコ(牡2、美浦・伊藤圭三厩舎)

 デビューから現在までダートでは3戦全勝。新馬戦勝利後、函館2歳Sで3着と芝でも実績を残している。前走の兵庫ジュニアグランプリでは、課題であったスタートも克服し道中は3番手を追走。ゴール前ではバテるどころか更に加速し、200m少々の直線だけで4馬身差を付ける圧巻の内容で重賞初制覇を飾った。ここまでの4戦全てで上がり最速を記録した末脚を武器に2歳王者に輝くか。

ペリエール(牡2、美浦・黒岩陽一厩舎)

 札幌ダ1700mで行われた新馬戦を3馬身半差で完勝すると、続くオキザリス賞では向正面での不利を跳ね除けて再び3馬身半差の快勝を見せた。デビュー戦で下した2着、3着、4着、7着馬はいずれも後に勝ち上がっており、ハイレベルのメンバーを下して2連勝中。調教師試験合格に加え、先週のカペラSを制すなど、話題豊富な福永騎手が鞍上を務める。残り少ない騎手生活だが、もう一つ大きなタイトルを。

ヒーローコール(牡2、浦和・小久保智厩舎)

 デビューから6戦5勝で、唯一の敗戦もハナ差2着とほぼパーフェクトな成績。浦和所属馬ながら川崎で4連勝中とコース相性はバッチリだ。前走の鎌倉記念はスタートで出負けしたが、気合を付けて先行集団に取りつくと、4コーナーで先頭に立つ強気の競馬で重賞初制覇。左海誠二騎手の引退、騎乗予定だった森泰斗騎手の負傷により、今回は笹川翼騎手とタッグを組む。

スペシャルエックス(牡2、北海道・田中淳司厩舎)

 デビュー3連勝でイノセントCを制し重賞初制覇を飾ると、続く鎌倉記念では距離延長と初の左回りを克服してヒーローコールの2着に好走。前走の兵庫ジュニアグランプリではオマツリオトコの2着に入るなど、今回再び対戦するメンバーと互角の走りを見せている。5頭出走するホッカイドウ競馬の筆頭格として、2013年のハッピースプリント以来9年ぶりの北海道勢勝利を目指す。大舞台でリベンジなるか。

リアルミー(牡2、北海道・田中淳司厩舎)

 今年8月に門別競馬場で行われた新馬戦を4馬身差で快勝すると、続く9月の特別戦では他馬より1秒以上速い上がりで豪快に差し切り連勝。前走のJBC2歳優駿は、中継画面で見切れそうなほどに離れた最後方を追走していたが、3コーナー手前から進出すると、直線で鋭く伸びて3着に好走。初の左回りへの対応は鍵になるが、2歳馬離れした豪脚はこの舞台でも他馬の脅威になりそうだ。

 そのほかにも、ダートで2連勝中のデルマソトガケ(牡2、栗東・音無秀孝厩舎)、トライアルの平和賞を制したプルタオルネ(牡2、北海道・小国博行厩舎)、エーデルワイス賞を制したマルカラピッド(牝2、栗東・今野貞一厩舎)などが出走予定。

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