2007年の
マーチS(GIII)や2008年の
平安S(GIII)などを制した
クワイエットデイ(牡22)が、12月13日に死亡したことが分かった。
ジャパン・スタッドブック・インターナショナルがホームページ上で発表した。
クワイエットデイは
父サンデーサイレンス、
母アリーズデライト、母の
父Alydarという血統。
2002年11月に京都競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。芝を3戦経験するも未勝利で2歳シーズンを終え、翌2003年1月の3歳未勝利戦を勝ち上がると、続く500万下条件も突破。同年2月の
きさらぎ賞(GIII)にも出走した。
古馬入り後、2004年1月に1000万下条件を勝利すると、ダートで安定した成績を重ね、同年10月に再び1000万下条件を勝利。再度の降級を経て、翌2005年2月に1000万下条件を突破すると、2006年1月に雅S(1600万下)を勝利しオープン入りを果たした。
2007年の
仁川S(OP)では馬体重プラス24kgでレース本番を迎え、米国産の大型馬
ツムジカゼや鋭い追い込みで活躍した
オリンピアンナイトなどの追撃を抑え込み、ハナ差の大接戦の末にオープン初勝利。続く
マーチSでは一転、道中最後方から進出し
トーセンブライトに1馬身差をつけて重賞初制覇を飾った。
翌2008年1月の
平安Sでは、
メイショウトウコン、
マコトスパルビエロ、
フェラーリピサ、
ドラゴンファイヤーなどダートで活躍する強豪が揃う中、先行集団から力強く抜け出し、後続にクビ差をつけて重賞2勝目を飾った。
骨折により現役を退いて以降は2009年より青森県で種牡馬入りを果たしたが、3年で種牡馬を引退。その後も青森県のワールド
ファームで余生を過ごしていた。
(公益財団法人
ジャパン・スタッドブック・インターナショナルのホームページによる)