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【有馬記念展望】GI馬が多数参戦も、重賞未勝利馬の初戴冠に期待したい

  • 2022年12月21日(水) 06時00分
 一年間の中央競馬の総決算で、馬券の売り上げや世間の注目度という点では断然の地位を誇るグランプリ。今年の古馬中距離GIの覇者が勢ぞろいし、他にも前年の覇者エフフォーリア菊花賞上位馬など豪華な顔ぶれとなった。

1.フレッシュさ

 過去10回で、キャリア7戦以内の馬は[3-1-2-5]で複勝率54.5%と抜群の成績。また、キャリア15戦以内で見ても[6-8-4-41]で複勝率は30.5%ある。対して、キャリア16戦以上の馬は[4-2-6-89]で複勝率11.9%、21戦以上だと[1-0-3-55]で複勝率6.8%。

2.前走レースに注目

 過去10回で、前走菊花賞組が[3-1-2-7]と好成績を収めている。また、前走が秋の天皇賞だった馬も[2-2-1-12]と上々。一方、前走がジャパンCだった馬は[2-2-5-47]に留まり、前走がエリザベス女王杯の馬も[0-2-0-18]。

3.逃げ残るのは難しい

 過去10回で逃げて3着以内に入ったのはキタサンブラックのみ。基本的には3〜4角からのロングスパート戦になるレースであるから、逃げ馬が展開面で恵まれるケースは少なく、後半で追って味がある馬が台頭してきやすい。

 ボルドグフーシュ神戸新聞杯で内か残る展開の中、一頭大外から追い込み3着。続く菊花賞でも勝ち馬とハナ差の2着と負けて強しの走りを続けている。スタミナの要求される今回の舞台は合いそうで、GI馬ら相手でも期待は十分。

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