一年間の
中央競馬の総決算で、馬券の売り上げや世間の注目度という点では断然の地位を誇る
グランプリ。今年の古馬中距離GIの覇者が勢ぞろいし、他にも前年の覇者
エフフォーリア、
菊花賞上位馬など豪華な顔ぶれとなった。
1.フレッシュさ
過去10回で、キャリア7戦以内の馬は[3-1-2-5]で複勝率54.5%と抜群の成績。また、キャリア15戦以内で見ても[6-8-4-41]で複勝率は30.5%ある。対して、キャリア16戦以上の馬は[4-2-6-89]で複勝率11.9%、21戦以上だと[1-0-3-55]で複勝率6.8%。
2.前走レースに注目
過去10回で、前走
菊花賞組が[3-1-2-7]と好成績を収めている。また、前走が秋の天皇賞だった馬も[2-2-1-12]と上々。一方、前走が
ジャパンCだった馬は[2-2-5-47]に留まり、前走が
エリザベス女王杯の馬も[0-2-0-18]。
3.逃げ残るのは難しい
過去10回で逃げて3着以内に入ったのは
キタサンブラックのみ。基本的には3〜4角からのロングスパート戦になるレースであるから、逃げ馬が展開面で恵まれるケースは少なく、後半で追って味がある馬が台頭してきやすい。
ボルドグフーシュは
神戸新聞杯で内か残る展開の中、一頭大外から追い込み3着。続く
菊花賞でも勝ち馬とハナ差の2着と負けて強しの走りを続けている。スタミナの要求される今回の舞台は合いそうで、GI馬ら相手でも期待は十分。