エリザベス女王杯でG1を制した
ジェラルディーナ(栗東・
斉藤崇史厩舎)。
有馬記念(12月25日・中山芝2500m)のファン投票では7位の得票数(179563票)を獲得し、栗東所属馬としては最上位での出走となる。
今朝21日はレースに向けた最終追い切り。
団野大成騎手(レースはC.デムーロ騎手)が跨り、CWでの併せ馬。
アルサトワに先行する形だったが、前半はゆったりとしたペース。以前にこのペースで走ると首を振るなど気難しい仕草を見せていたが、今は落ち着き十分。
4コーナーで
アルサトワが差を詰めてきて、最後の直線に向くと、内から並びかけようとする。そこで軽く促すと、きっちりと抜かせない姿勢を見せて、ゴールでは頭ひとつくらいは前に出た形で先着フィニッシュ。
時計は6F86.0〜5F69.9〜4F54.2〜3F38.2〜2F23.6〜1F11.8秒。数字自体はかなり遅くなり、道中のラップは前走の最終追いの方がきれいな加速だったので、その点は違いがある。ただ、動き自体を主観的に評価すれば、前走と変わらず、いい雰囲気だったといってよいだろう。
(取材・文:井内利彰)