12/25(日)に
佐賀競馬場で行われる
中島記念。
JRA有馬記念GIと同じ日に実施される佐賀競馬の
グランプリレースは1800mでの争い。今年はファン投票1~4位馬を含む11頭が参戦する。主な出走馬は以下の通り。
■12/25(日)
中島記念(3歳以上・佐賀ダ1800m)
リュウノシンゲン(牡4、
山田徹厩舎)はファン投票2位。前走の
九州大賞典は直後3番手でマークされた
グレイトパールを意識しての競馬。2周目向正面で先頭に立ったが、3~4コーナーで同馬に交わされると、直線では脚が上がり、
タガノファジョーロにも差されて3着だった。しかし初の2500mで厳しい展開を考えれば評価落ちはない。2戦2勝の1800mに距離が短縮されれば反撃必至だ。
グレイトパール(牡9、
川田孝好厩舎)はファン投票3位。前走の
九州大賞典を2馬身半差で押し切って、史上初の4連覇を達成。主戦の
兒島真二騎手が引退し、
倉富隆一郎騎手とのコンビでは、19年11月の
東海菊花賞(名古屋1900m)以来のタイトルとなった。この
中島記念も連覇を目指しての参戦。ただ2500mと比べ1800mでは取りこぼしも多い面は否めない。
コンカラー(牡6、
中川竜馬厩舎)はファン投票4位。昨年の
九州大賞典3着、
中島記念4着と中長距離で上位の実績がある。今年の夏休み明け後は短距離も使われ、10月の佐賀オータムス
プリント(1400m)3着と結果を残したが、中距離へ矛先を向けてきた。好走のカギはいかに好位で流れに乗るか。できれば先手が欲しいところ。
パイロキネシスト(牡10、
真島正徳厩舎)はファン投票7位。昨年の
中島記念では
グレイトパールには離されたが、しぶとい脚で
ゲットワイルド、
コンカラーと接戦の2着争いを制した。今年は4月に佐賀
スプリングカップを勝利し、夏場は精彩を欠いたが、休み明けの前走は重め残りもなく、勝ち馬からコンマ2秒差と動けていた。さらなる上積みがあれば、重賞でも侮れない。
マイネルジャスト(牡10、
真島元徳厩舎)はファン投票11位。前走の
九州大賞典では、人気の
リュウノシンゲン、
グレイトパールにプレッシャーをかけ続けられながらの逃げ。早々に後退し10着と残念な結果になった。マイペースで行けた2走前は直線で二枚腰を発揮し、
グレイトパールを振り切っているように、展開次第では一発がある。なおここが引退レースの予定。
そのほか、ファン投票1位で中距離での変わり身が期待される
ミスカゴシマ(牝5、
平山宏秀厩舎)、
JRAオープンから転入初戦を勝利し記者選抜で参戦する
シャンパンクーペ(牡6、
山田徹厩舎)にも注目。
発走は18時15分。
(文・栗田勇人)
次回は1/5の『佐賀
若駒賞』の見どころを紹介予定です。
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