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【有馬記念】イズジョーノキセキの米盛助手 初GPで親孝行もう一度

スポニチ
  • 2022年12月23日(金) 05時25分
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 【G1ドキュメント・栗東=22日】有馬ウイークは記者にとっても厩舎スタッフにとっても特別。雨上がりの木曜朝、田村は石坂厩舎に向かった。イズジョーノキセキを担当する米盛助手はトレセン15年目でグランプリ初参戦。「僕自身よりもオーナー、牧場関係者の思いを背負って挑みたい。緊張感よりも責任感がある」と心境を口にした。

 アイドルホースオグリキャップが有終Vを飾った90年有馬記念をテレビで見て競馬に興味を持った。08年から松元茂厩舎に所属。10年ファルコンS覇者エーシンホワイティ東京HJ覇者イコールパートナーなどに携わった。19年の厩舎解散に伴い、新規開業の石坂公厩舎へ。「焦らず、壊さないように。いい意味で先を見据える」をモットーに掲げ、馬づくりに励む。

 イズジョーノキセキは当時3歳だった20年秋から担当。昨年2月に2勝クラスを卒業して以降、長らく勝ち星から遠ざかっていたが焦る気持ちをグッと抑え、本格化のタイミングを待った。「普段の調教から坂路を駆け上がる力感が重賞級だったんです。いずれは走ると自信がありました」。3走前・垂水Sでオープン入り。続く府中牝馬Sで重賞初制覇を飾った。府中牝馬Sは両親が東京競馬場に駆けつけた。レース後の表彰式、スタンドの最前列で父が涙を流している。「幸せでした。冥土の土産って言ったら怒られるかな。でも、少しは親孝行ができたと思う」。苦労が報われる瞬間だった。

 前走・エリザベス女王杯は伸びを欠いて10着に敗れたが、あれは道悪が全て。「出来に関しては今回が一番いいし、良馬場でやりたい」と巻き返しに闘志を燃やす。オグリの有終Vから32年がたつ。憧れの舞台に立てる幸せをかみしめながら、決戦の時を持つ。

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