中山11Rの第39回
ホープフルステークス(2歳GI・芝2000m)は14番人気
ドゥラエレーデ(B.ムルザバエフ騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分01秒5(良)。ハナ差の2着に7番人気
トップナイフ、さらに1馬身1/4差の3着に6番人気
キングズレインが入った。
ドゥラエレーデは栗東・
池添学厩舎の2歳牡馬で、父
ドゥラメンテ、
母マルケッサ(母の父
オルフェーヴル)。通算成績は5戦2勝。
レース後のコメント
1着
ドゥラエレーデ(B.ムルザバエフ騎手)
「すごく嬉しいです。ドイツで初めてG1を勝ったときも嬉しかったのですが、こうして日本で初めてGIを勝てて、非常に嬉しい気持ちです。まずはゲートを上手に出して、内に逃げ馬がいたのでそれを見るという形をとりたいと思っていました。ゴールの瞬間は勝ったか分からなかったです。きょう乗せてもらっている他のレースでいい成績を残せなかったので、最後にこのような形で締めくくれてよかったです。調教に乗ったときからいい馬だなという印象でしたし、全てが良い馬だと思います」
1着
ドゥラエレーデ(
池添学調教師)
「前走は道中かかるところもあって、うまく噛み合っていませんでした。元々能力のある馬ですから、噛み合えばGIを勝ってもおかしくはないと思います。2戦目でゲートも矯正できました。中間も追い切るごとに良くなってきて、パドックで見た時には出来の良さを感じましたし、しっかりと自分の仕事はできたかなと思います。
ジョッキーには、折り合いだけに専念して、リズム良く運んで欲しいと話しました。その通りに乗ってくれていました。ゴールした時は2着かなと思いましたが、スローの映像を見たら、えっ!という感じでした。夢のようでフワフワしてしまいました。トモの緩さや気性面など、まだ成長してくると思いますし、その成長が楽しみです。来年、さらに飛躍できるように責任をもってやっていきたいです」
2着
トップナイフ(
昆貢調教師)
「課題がないわけではなく、見た目は良いのですが、まだ緩いところがあります。調教は動けていますが、まだ物足りないと思います。さらに芯をしっかりとしなければいけません。その中で走ったわけですから不思議なくらいです。競馬では何でもできる馬ですし、2着で悔しいですが、これからも楽しみです」
3着
キングズレイン(C.
ルメール騎手)
「ペースが遅く、前の馬が自分のペースで走っていて止まりませんでした。この馬もすごく良い脚を使ってくれました。馬はまだ若いですし、上に上にリバウンドするような走りで、まだ時間はかかると思います。距離は延びても問題ないですし、来年はとても楽しみです」
4着
ファントムシーフ(
福永祐一騎手)
「体が大きくなっているのもあって、成長の過渡期です。返し馬は前走に比べると鈍い感じで、それがスタートに出てしまいました。1週前追い切りでゴールに入ってからもっとしっかりやっておくべきでした。その影響が残ったでしょうか。流れが落ち着いて動きがなかったので、スペースができるまで我慢していました。直線では抜け出してくれましたが、反応がモタモタしていました。それでも成長過程でGIで上位争いができることを示してくれました。来年は主役を張れる可能性があると思いますし、将来は明るいと思います」
5着
ミッキーカプチーノ(
戸崎圭太騎手)
「馬の状態は良かったのですが、気持ちが入り過ぎていた感じです。イメージ通りの競馬でしたが、3、4コーナーでもたついてしまいました。力負けというよりは精神的な部分が出たのかもしれません」
6着
セブンマジシャン(C.デムーロ騎手)
「向正面で外から来られて少し引っ掛かってしまいました。スローペースでしたし、直線に入って追い出しましたが、中団から差し込むのは難しかったです。まだ幼いところがありますが、さらに成長していくと思います」
7着
ハーツコンチェルト(
松山弘平騎手)
「厩舎で練習してくれていましたし、スタートは前回より出てくれました。しかし、二の脚がつきませんでした。展開的にも今日は向きませんでした」
ラジオNIKKEI