スマートフォン版へ

【ホープフルS】14番人気ドゥラエレーデ“冠喜”ムルザバエフ&池添学師はそろってG1初勝利

デイリースポーツ
  • 2022年12月29日(木) 06時00分
1 4
 「ホープフルS・G1」(28日、中山)

 今年最後のJRA・G1を制したのは、14番人気の超伏兵ドゥラエレーデ。道中2番手から逃げ馬との接戦を鼻差で制し、見事に頂点をつかんだ。鞍上ムルザバエフにとってもうれしいJRA・G1初タイトル。2着は7番人気トップナイフ、3着には6番人気キングズレインが入り、3連単は246万6010円の大波乱。1番人気のミッキーカプチーノは5着に終わった。

 今年最後のG1は3連単240万円超。立役者を演じたのは14番人気のドゥラエレーデと、日本でのG1初制覇となったムルザバエフだった。

 戦法に迷いはなかった。「逃げ馬を前に2、3番手。行く馬がいなければ逃げようか」。内のトップナイフが行ったのを見て、すぐ2番手に収まった。直線を向いても余裕の手応え。「坂を上がってからも力強さが残っていたので、最後まで追いました」。写真判定を鼻差で制し、「何と表現していいのか…。うれしいけど、あと1、2時間欲しい。自分が勝ったなんて、まだ信じられない」と実感が追いつかないほどの興奮に酔いしれた。

 カザフスタン生まれの30歳。ドイツを主戦場に活躍し、今年はサンマルコで独ダービーを勝つなど、4年連続で独リーディングを確定。ジャパンC(テュネス=9着)で初来日した。その後に短期免許を取得し、17日からキャリアをスタートさせたばかり。「ルメール騎手に“僕はG1を勝つまで3年かかったけど、君は2週間で勝ったね”って言われました」。これで今年の免許期間はいったん終了し、年明けに再取得して3月まで騎乗する予定だという。

 鞍上にとっては芝での初勝利がビッグタイトル。それはドゥラエレーデも同じだ。札幌ダート千七しか勝ち鞍がなかったが、強力なライバルを封じて頂点に立った。これが初めてのG1勝ちとなった池添学師は「人気も薄かったし、信じられないです。2着だと思ってよく頑張ったなという気持ちでしたが、スローを見てから“エッ!”って。夢のようです。ジョッキーとがむしゃらに喜びました」と満面の笑みだ。

 今後については未定だが、ムルザバエフは「来年はもっと力強くなると思う。距離が延びても可能性がある馬」とさらなる活躍を期待する。ダービーで騎乗依頼があったら?の問いには「そうなったら、うれしいですね」と再来日を示唆。再びコンビで、府中に立つ日も夢ではなさそうだ。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント 1件

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す