JRAは11日、2000年ダービーを制した
アグネスフライト(
父サンデーサイレンス)が老衰のため、息を引き取ったと発表した。26歳だった。
引退後は北海道浦河町の日高スタリオン
ステーションで種牡馬として供用され、種牡馬引退後は北海道千歳市の社台
ファームなどでけい養されていた。
▼社台
ファーム場長・東礼治郎氏 年が明けて起立不能となり、スタッフ一同、懸命に治療を行い、回復を願っていましたが、きょう力尽きて、安楽死の措置が取られました。現役引退後は日高スタリオンで種牡馬生活を送り、種牡馬引退後は社台
ファームに乗馬として引き取り、若いホースマンの指導役として活躍してくれました。乗馬引退後は社台ブルーグラス
ファームに移り、功労馬厩舎にて
ローエングリン、
スカーレットブーケ、
スティンガーたちと悠々自適な放牧生活を満喫していました。一昨年の夏に一度、体調を崩して以降は健康状態に波がなく、ここまで丈夫に過ごしていました。
エアシャカールと体をぶつけ合いながらも鼻差で勝利をもぎ取ったダービーのゴールシーンは鮮明に脳裏に焼き付いています。26歳、最後まで立派でした。長きにわたり、我々と過ごしてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。安らかに眠ってほしいと思います。
スポニチ