未勝利、1勝クラスと連勝中の
フリームファクシ(牡3、栗東・
須貝尚介厩舎)が、
きさらぎ賞(3歳、GIII、中京芝2000m)で重賞初制覇を狙う。
毎年のようにクラシックに有力馬を送り込む須貝厩舎だが、今年はとりわけ
タレントが揃っている。エースは昨年の
朝日杯FSを制した
ドルチェモアだが、他にも未勝利、1勝クラスと連勝中の
ショウナンバシット、先週の白梅賞を楽勝した
カルロヴェローチェなど、春のGIを目指す素質馬がズラリ。牡馬に限ればデビューした12頭のうち、何と11頭が勝ち上がっている。
フリームファクシは17年の
秋華賞と19年の英G1ナッソーSを制した
ディアドラの半弟。デビュー戦ではクラシック候補の
ミッキーカプチーノにクビ差惜敗したが、その後の2戦はともに楽勝だった。まだ折り合いには課題を残すが、逆に言えば伸び代はたっぷり。3連勝で重賞初制覇を決めて、クラシックに名乗りを上げる。