2月1日(水)に
川崎競馬場で行われる
川崎記念(4歳上・JpnI・ダ2100m)。国内で今年最初に行われるGI級競走で、
フェブラリーSや
ドバイWCの前哨戦としても見逃せない一戦だ。
今年は10頭立てだが、内8頭が重賞ウイナーという好メンバーが集結。
JRA所属の6頭は何れも川崎コース初出走となる点が予想のポイントになりそうだ。小回りコースを攻略し、新年最初のビッグレースを制すのはどの馬か。発走予定日時は1日(水)の16時10分。主な出走馬は以下の通り。
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ウシュバテソーロ(牡6、美浦・
高木登厩舎)
昨年4月の
横浜Sでは初ダートながら上がり34.0の豪脚を発揮し、直線だけで4馬身を付ける圧勝。その後もダートに照準を絞り、
ブラジルCと
カノープスSを制した。前走の
東京大賞典は、初の地方コースや相手強化を克服して重賞初挑戦で初制覇。直線一気の末脚が武器だけに小回りへの対応は鍵になるが、ダートで底を見せていない
ニューカマーが重賞連勝を狙う。
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テーオーケインズ(牡6、栗東・
高柳大輔厩舎)
サウジからの帰国初戦となった昨年の
平安Sは59kgを背負いながら完勝し、堂々1番人気で挑んだ
帝王賞はよもやの4着。春の雪辱期して挑んだ
JBCクラシックでは2馬身半差を付けて巻き返したが、
チャンピオンズCでは4着に敗れている。前走の敗因が掴みづらいが、GI/JpnI・3勝の実績は断然で、力を出し切れば上位争い必至。王者の復活に期待したい。
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エルデュクラージュ(セ9、船橋・
川島正一厩舎)
左回りのダート2100mはめっぽう得意で、
JRA所属時含め5勝、2着3回の実績。昨年の
川崎記念でも9番人気ながら2着に入っており、得意条件ならダート
グレード競走でも侮れない能力の持ち主だ。明け9歳を迎えたが、前走の報知
オールスターCを3馬身差で制して初のタイトル獲得。衰え知らずの大ベテランが重賞制覇の余勢を駆って
ビッグタイトルを手にするか。
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スワーヴアラミス(牡8、大井・
荒山勝徳厩舎)
芝では未勝利に終わったが、ダートでコンスタントに勝ち星を重ね、2020年の
マーチSなど重賞3勝の実績。昨秋からは南関東に本拠地を移しOPや重賞で活躍を続けている。川崎2100mは移籍初戦の富士見OPを制したほか、前走の報知
オールスターCで2着に入った舞台。今回は古巣の強豪を相手にするが、コース経験をアドバンテージに好走目指す。
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ペイシャエス(牡4、美浦・
小西一男厩舎)
昨年の
伏竜Sでは単勝242.3倍の低評価を覆す3着。このレースをきっかけに調子を上げていき、同年の
ユニコーンSで重賞を初制覇する。その後は
ジャパンダートダービーでも2着に入り、古馬相手の
JBCクラシックでも3着に健闘。前走の
名古屋グランプリではハナ差の接戦を制して重賞2勝目を飾った。2100mの距離にも目処を付け、JpnIタイトル獲得へ視界良好だ。
その他にも昨年の
ジャパンダートダービー覇者
ノットゥルノ(牡4、栗東・
音無秀孝厩舎)、
東京大賞典で5着に健闘した
ライトウォーリア(牡6、川崎・
内田勝義厩舎)、連闘で挑む
テリオスベル(牝6、美浦・
田島俊明厩舎)などが出走予定。