東京11Rの第57回
共同通信杯(3歳GIII・芝1800m)は3番人気
ファントムシーフ(C.
ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分47秒0(良)。1馬身1/4差の2着に5番人気
タッチウッド、さらにクビ差の3着に1番人気
ダノンザタイガーが入った。
ファントムシーフは栗東・
西村真幸厩舎の3歳牡馬で、父
ハービンジャー、母
ルパン2(母の
父Medaglia d'Oro)。通算成績は4戦3勝。
レース後のコメント
1着
ファントムシーフ(
C.ルメール騎手)
「初めてコンビを組みましたが、スタートを一番気をつけました。前走は遅いスタートでしたから。今日は良いスタートで良いポジションにつけられました。
道中は冷静に走り、
リラックスして息が入りました。手応え良く、直線の入り口で段々とペースアップして長く脚を使って伸びました。最後まで止まらずよく頑張りました。スタミナがあります。乗りやすく能力がある馬です。この上のレベルでも勝負できると思います」
(
西村真幸調教師)
「中山でも3歳の重賞はありましたが、東京コースの方が合うと思ってこちらを選択しました。前走の
ホープフルSは内枠でスタートで遅れて後ろからになりました。
ルメール騎手にはとにかくスタートを決めてくれと言っていました。スタートを決めて、行く馬を行かせて2番手から思い通りの形になりました。跳びが大きく広いコースの方が合いますのでダービーの方が合うと思いますが次についてはオーナーがどう考えるかです」
2着
タッチウッド(T.バシュロ騎手)
「ゲートでバタついて立ち上がる形になりました。一緒に出ていれば、もっと良い勝負になったと思います。気分良く行かせた方が、と思って、あの形を選びました。良い脚を使っています。まだ子どもらしく物見をしています。経験が浅い中、この競馬をしてくれましたし、子供らしいところがしっかりしてくれば、良い競馬ができると思います」
3着
ダノンザタイガー(
国枝栄調教師)
「これも競馬ですからね......。うまいことスッキリ走れませんでした。最後の最後に来ましたけどね。馬の状態を確認して、今後のことを考えます」
4着
タスティエーラ(
福永祐一騎手)
「理想を言えば、勝ち馬の後ろで、と思いましたが、流れに乗って上手に走れました」
5着
ウインオーディン(
横山和生騎手)
「よく頑張ってくれました。先を見据えての返し馬、ゲート裏、道中の運びでした。この枠順で中途半端になるよりは、と思って、下げ切って後ろから運びました。まだハミ受けが浅いところはありますが、狭いところを縫って伸びてくれましたし、坂もこの馬なりにクリアしてくれました。この経験は先々に活きると思います」
ラジオNIKKEI